納骨堂

OSSUARY

青山計画

青山に眠る

都内屈指のロケーションと規模。そこに都心でありながら、緑に囲まれた、恵まれた環境の中で気持ちよく参拝し、ゆったりと時間を過ごせる優れたデザインの霊廟を計画しました。

従来の先祖代々の墓地制度は、都市部では崩壊したといっても過言ではなく、人々は個人又は自分と配偶者という小さな単位での墓所を求めているのが現状です。

調査によると、60歳の定年退職を期に将来の備えとして、夫婦の墓所として購入するケースが多く、購入を決めた理由としては、
・居住地域により近く、交通も便利で、いつでも気軽に来ることができる
・価格が手ごろで、管理も楽、子どもたちに負担をかけずに済む。
・季節天候に左右されず快適
・これまでの納骨堂のイメージと異なり、ファッショナブルで、プライベートな空間はきちんと確保されている。

など、人々は死してなお、その場所で長く暮らすことをイメージして、購入を決めています。

友人や子ども、孫など家族が訪れ、故人の生き様と思い出と語り合う場所として、まるで、生活の場所を選ぶかの様な感覚で墓所の購入を決めているのです。

私どもでは、こうした人々のニーズに対応した、新しい形の納骨堂を計画しました。そして、宗教や寺院が有する安らぎと癒し、安心を融合し、利用者に快適な安住の場所を提供します。

計画にあたっては、周囲の調和を考え、納骨スペースを地下に埋め、地上は休憩スペースとしました。
歩行者と車のアプローチを分け、隣接公園との連続性に配慮した公園のような全体計画を提案しました。