葬儀場
FUNERAL HALL
邸宅葬ホール
ソライエ中尾
ソラを感じる、プレミア家族葬ホール
空が見え、開放的で、安心して、くつろげる場所。それは、理想的な住まいの条件と共通しています。マンションで暮らす方々が増える中、理想の家から故人を見送りたい。
「こんな邸宅で故人を見送りたい。」その想いに応えた、カフェや旅館、ホテルのようなホスピタリティの高いプレミア家族葬ホール=邸宅葬ホールです。
[取り組み姿勢]
ソライエ 「故人様を宙(ソラ)へ、すなわち天国へとあたたかく見送るための家(イエ)」というコンセプトの家族葬/小規模葬ホールをデザインするにあたり、私たちは3つの視点で考えました。
第1は、単純な建築設計の枠を超えた、事業パートナーとしての視点です。その目線でブランドを理解し、その上で、事業戦略に寄与する企画提案を行いました。
第2は、利用者の視点です。利用者の目線で、ブランドそして施設内容を検証し、自らが親しい人を見送りたいと思える施設を目指しました。
第3は、運営者の視点です。限られた中で準備のしやすさや案内のしやすい、合理的な管理ができる施設を計画しました。
死亡者が今後も増加する中、葬儀場のデザインとは、社会課題の解決であると私たちは考えます。
ホスピタリティデザインで培った経験をいかし、旅館ホテルのようにもしくはカフェのように、ご遺族の喪失の悲しみを優しく受け止め、温かくもてなす家族葬ホールを私たちはデザインしました。
[デザインについて]
私たちは、ソラとイエをわかりやすく明快に表現しました。
「ソラ(空)を感じる(イエ)邸宅」です。
1.「ソラ」の追求
自然を感じ、空を感じるべく、天窓、中庭により、ダイレクトなブランドメッセージとしての「ソラ」を具現化しました。
2.もう一つの理想の「イエ」
邸宅のように庭を中心に半屋外の軒下を作り庭屋一如(庭と建物が一体としてデザインされること)の考えでご遺族の理想の「イエ」としてデザインしました。
設計チーム:
建築:teamSTAR®️
Creative Director/Architect 佐竹永太郎 (STAR)
Senior Architect 山田慎一郎 (Yamada Studio)
Main Architect 中尾雄介 (なかおデザイン室)
Senior Assistant Architect 范駿東 (STAR)
構造設計:向後章夫(ハシゴアーキテクツ)
設備設計:高橋良輔(NoMaDoS)
照明デザイン:安原正樹(Plus y)
施工:明善建設
用途:葬儀場(集会場)
構造・階数:木造、地上1階
敷地面積:366m2
延床面積:174m2
所在地:埼玉県さいたま市
設計期間:2022.10-2023.05
施工期間:2023.06-2023.11